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ど素人が造るウッドフェンスDIY & ウッドデッキ拡張DIY! 2/2 - 施工編 -

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こんにちは ism です。

我が家では、2〜3年に一度、10㎡ほどのウッドデッキを木材保護塗料でメンテナンスしています。その度に考えていた事... 夏は直射日光でめちゃくちゃ暑いよねぇ... 梅雨とか台風シーズンは雨で使えない日が多いしねぇ... ここに屋根があれば...

コロナ禍で家にいる事が極端に増えた今、有意義な時間の使い方のために、この空間をもう一度見直そう!よし、作ろう!パーゴラを!!!
で、パーゴラを造りましたが(パーゴラ製作の記事も後ほど紹介します)、道路との目隠しも欲しい!!! 実は長年気になっていました...(^_^;)

という事で、ど素人が造るウッドフェンスDIY & ウッドデッキ拡張DIYとして、既存のウッドデッキを拡張しつつ、ウッドフェンスも設置する際の設計から施工までの工程やかかった費用などを記録しておきます。もし良ければ参考にしてみて下さい。

 

 

ど素人が設計してみる!

ど素人が造るウッドフェンスDIY & ウッドデッキ拡張DIY「設計編」

過去の記事を紹介させていただきます。
DIYど素人なりの検討状況や設計内容(
図面、材料、費用など)を「設計編」として記載してあります。参考にご覧いただければと思います。
「設計編」はこちら ↓
 

 

まず、塗装から...

木材の塗装

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施工にあたって、まずは塗装から始めます。全て組み上げた後で塗装するという方法もあるかと思いますが、塗り残しや細部の塗装で塗りにくい場合など色々と出てくると思うので...

木材の塗装は、既存ウッドデッキのメンテナンスで使っている木材保護塗料「キシラデコール」を使います。既存ウッドデッキや夏に作成したパーゴラの延長になるので、統一感を出すためにも塗料も色も全く同じものを使います。

キシラデコールは、発売以来45年以上の実績を持つ木材保護塗料の定番ブランドで、木材の内部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮してくれる優れものです。
我が家の2〜3年に一度ウッドデッキのメンテナンスは、毎回キシラデコールなのですが、少々お値段が高いような気がします...でも、ウッドデッキを長く美しく保つためには必要な経費ですね。

それにしても、2m〜3mぐらいの長さの木材を20本以上塗装しないといけないのは大変です。途中から無になりますwww

 

シンプソン金具やコーススレッドの塗装

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木材だけでなく、シンプソン金具やコーススレッドも塗装します!!!
シンプソン金具は塗装せず、無骨な感じをそのまま残すというのもカッコイイと思いますが、今後のメンテナンスの際、金具部分だけ塗らないという面倒臭さ回避のためwww

本来ならスプレーなどで塗装するのかもしれませんが、手元にあるキシラデコールを塗っていきます。あの大変なメンテナンスを少しでも楽にするためには、木材も金具も気にせずキシラデコールを塗装していく事になるので。

当然、木材に塗装するように浸透していく訳ではなく、かと言って塗装できないという訳でもないです。ただ、一度では綺麗に塗装できないので、二度塗り三度塗りをしてムラがないようにしました。

また、コーススレッド(スリムスレッド)のヘッド部分も塗装します。理由は同じです。今後のメンテナンスの際に、木材も金具もネジも全部一緒に塗装しちゃうからwww
コーススレッドの塗装に便利な方法として、画像のように発泡スチロールにコーススレッドをザクザクと刺していき、その後、頭部を塗装していきます。これであれば簡単にヘッド部分の塗装が出来ます。

 

施工の順番は...

工程の検討

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パーゴラ製作の時も悩みましたが、工程をしっかり検討しておかないと後で取り返しのつかない事になると思うので慎重に...色々と考えた結果、
 (工程0) 木材など使用する部材すべてを塗装する
 (工程1) モルタルでウッドデッキ拡張部の地面を成形する
 (工程2) 柱①を立てる
 (工程3) 柱①〜パーゴラ柱④間に横板(フェンス①)
を貼る
 (工程4) 既存階段横に横板(フェンス③)を貼る
 (工程5) 調整束でウッドデッキ拡張部の基礎を作成する
 (工程6) 柱②,③を立てる
 (工程7) ウッドデッキ拡張部の床を貼る
 (工程8) 柱②〜柱③間に横板(フェンス②)を貼る
こんな順番でやっていこうと思います!

いざ、施工!

(工程1) モルタルでウッドデッキ拡張部の地面を成形する

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この図面の部分を施工していきます。
既存の大谷石の上にインスタントモルタルを塗っていきますが、初めてのモルタル塗り...購入したインスタントモルタルに指定の量の水を加え、コテを使って塗っていきます。当然、コテを使うのも初めて...何事もやってみなはれの精神で...
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全て塗り終わりました!!!
全体が水平にはなっていないような気がしますが、問題ないはずです。インスタントモルタルが乾いたら、その上に調整束を設置し、微調整しながら水平をとって既存ウッドデッキと同じ高さになるよう合わせていく計画です。これで、ウッドデッキ拡張部の地面の成形が完了です。
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(工程2) 柱①を立てる

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柱①は、パーゴラの柱④と横板17枚で接続するので、そこそこの強度は保てるのではないかと思いますが、柱①だけで自立するよう既存ウッドデッキの柱との間を2×4材とシンプソン金具 アングル A21 を使って2ヶ所接続することにしました。

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(工程3) 柱①〜パーゴラ柱④間に横板(フェンス①)を貼る

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柱①とパーゴラ柱④に横板(杉材貫 特等 13mm × 90mm × 560mm )を貼っていきますが、まず、安定させるために2×4材で柱①とパーゴラ柱④を接続します。
この2×4材は、ウッドデッキ拡張部の床板(2×4材)を貼る際の支えも兼ねるようにするため、既存ウッドデッキの高さから2×4材の厚み(38mm)分だけ下げた位置で接続しています。

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あとは、どんどん横板を貼っていくだけですが、横板(厚み13mm)の切れ端を利用して、13mmの等間隔で横板を貼っていく事にしました。
また、
ネジを打つ位置を綺麗に合わせるために、簡単な治具を作りました。例えば、90mm角の柱に横板を貼る時は、ネジの位置が柱の中心になるよう治具の45mmの穴を使って電動ドリルで目印(下穴)をつけ、その下穴にコーススレッドを打っていくと全ての横板のネジ打ちの位置が上から下までそろって綺麗な仕上がりになります。

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全ての横板を貼り終わるとこんな感じになりました。とても小さな範囲ですが、これがど素人の初めてのウッドフェンス製作になりますね \( ˆoˆ )/

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(工程4) 既存階段横に横板(フェンス③)を貼る

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フェンス③は、今回製作するウッドデッキ拡張部の基礎部分が既存の階段側から見えないように隠すためのフェンスになります。ここは、ひたすら隙間が出来ないように、既存の階段に横板をコーススレッドで打ち付けていくだけです。

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(工程5) 調整束でウッドデッキ拡張部の基礎を作成する

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拡張するウッドデッキの基礎部分は、束石,束柱,根太と施工していくのが大道かもしれませんが、大谷石の上にインスタントモルタルを塗り、調整束とパーゴラ製作の際に余った4×4材を活用して基礎を作ることにしました。

まず、4×4材と調整束を付属の取付ビスで接続し、フランジ部を片手で固定しながらターンバックルを手で回転させ、既存ウッドフェンスの高さとだいたい同じ高さになるように調整します。
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次に、フランジ底面につかボンド(接着剤)をまんべんなく塗り、調整束を設置したい場所にセットし、フランジの穴からつかボンドがはみ出すまで圧着します。
調整束をセットする位置は、ウッドデッキ拡張部の床の強度を保ち、等間隔でコーススレッドを打てるように、約600mm間隔で設置しました。また、調整束が柱②,③を挟み込んで補強出来る(長い柱の転倒を防ぐ)ように柱の立つ場所を考慮して設置しました。

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つかボンドが硬化するまで(春・秋は2〜3日,冬は3〜4日)放置し、硬化を確認したら、ターンバックルをスパナで回転させ、ウッドデッキ拡張部の床板の厚み(2×4材の厚み38mm)分だけ下げた位置になるよう高さを調整します。
最後に、ターンバックルにスパナを掛けて固定し、上下のストッパーナットをもう1本のスパナで締め付けて固定します。
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(工程6) 柱②,③を立てる

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柱②,③は調整束の隙間にはめ込んで立たせる計画です。(工程5)で、調整束が柱②,③を挟み込んで補強出来る(長い柱の転倒を防ぐ)ように調整束を設置しています。

まず、柱②を設置します。特に金具などで接続していませんが、ぴったりハマって自立しています。ただ、強風などで倒れる可能性もあるので、横板を貼った後に最終的に補強をする予定です。

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次に、柱③を設置します。柱③はバルコニー下の縁の部分との間で突っ張らせていて、こちらも特に金具などで接続していませんが、しっかり自立しています。

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(工程7) ウッドデッキ拡張部の床を貼る

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(工程5)で設置した調整束+4×4材の基礎の上にウッドデッキの床となる2×4材を貼っていきます。ウッドデッキ拡張部の床の強度を保ち、等間隔(約600mm)でコーススレッドを打てるように調整束を設置してあるので、その間隔に合うように治具で目印(下穴)を付け、その目印目掛けてコーススレッドをどんどん打ち込んでいきます。

全ての床板を貼り終わるとこんな感じになりました。

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コーススレッドを全て打ち込んだら、ネジ山を隠すようにビスキャップでお化粧をしていきます。右側がビスキャップ使用前、左側がビスキャップ使用後です。

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ビスキャップを全て付けるとウッドデッキ拡張部の完成です。(工程3)で初めてのウッドフェンス製作をしましたが、同じくこれがど素人が造る初めてのウッドデッキになります \( ˆoˆ )/  我ながら、かなり良い感じです。

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(工程8) 柱②〜柱③間に横板(フェンス②)を貼る

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ついに最後の工程です。横板を貼るのは(工程3)と全く同じ作業になるので、どんどん進めていきます。

そして...ど素人が造るウッドフェンスが完成!!!  \( ˆoˆ )/
やったーーーーーーー!!! 🎉 パーゴラに引き続き、またまた乾杯!!! 🍺
外から見ても中から見ても良い感じです。目的としていた目隠し効果もバッチリ!快適空間の出来上がりです!!!

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パーゴラ製作に引き続き、今回の
ウッドデッキ拡張 & ウッドフェンス製作で大活躍してくれたのが、マキタの充電式インパクトドライバー M695DS です。

 

まとめ

ど素人が造るウッドフェンスDIY & ウッドデッキ拡張DIY

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パーゴラ製作で初めてのDIYを経験し、それに続くウッドデッキ製作とウッドフェンス製作を同時に実施してみましたが、計画通り上手く行きました。プロの方から見ると、もっと改善点があるのかも知れませんが、費用も2万円程度で出来たので、ど素人のDIYとしては大満足です!
目的としていた目隠し効果もバッチリで快適な空間が出来ました。ここでまったりとお酒を飲んだり、家族や友達とバーベキューをしたり、、、テレワークも出来ちゃいますね。有効活用していこうと思います。

 

おまけ

電源確保!

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我が家には、水栓柱の横に屋外用の電源コンセントがあります。ウッドデッキのすぐ近くなのですが、何かを使うたびにコンセントを挿しに行くのも面倒なので、この空間での色々な作業やパソコンを利用する時などの電源として、屋外用の延長ケーブル(10m)を購入しました。
ウッドデッキ拡張部と柱の隙間から配線できるよう、柱やウッドデッキを組み上げる前に配線しておいたので、見た目を損なう事なく収まっています \( ˆoˆ )/



以上、ど素人が造るウッドフェンスDIY & ウッドデッキ拡張DIYでした。