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ど素人が造るパーゴラDIY! 3/3 - 施工編 -

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こんにちは ism です。

我が家では、2〜3年に一度、10㎡ほどのウッドデッキを木材保護塗料でメンテナンスしています。その度に考えていた事... 夏は直射日光でめちゃくちゃ暑いよねぇ... 梅雨とか台風シーズンは雨で使えない日が多いしねぇ... ここに屋根があれば...

コロナ禍で家にいる事が極端に増えた今、有意義な時間の使い方のために、この空間をもう一度見直そう!
よし、作ろう!パーゴラを!!!

という事で、ど素人が造るパーゴラDIYとして、既存のウッドデッキの上にパーゴラを設置するための設計から施工までの工程やかかった費用などを記録しておきます。もし良ければ参考にしてみて下さい。

 

 

ど素人が設計してみる!

まず、過去の記事を紹介させていただきます。
DIYど素人なりの検討状況や設計内容をまとめてありますので、ぜひご覧ください。

ど素人が造るパーゴラDIY「検討編」

妄想に始まった検討内容をこちらに記録してあります。ど素人なりに悩んだポイントと解決策(そんな立派なものではない... σ^_^; )が参考になるかも...です。
「検討編」はこちら ↓ 

ど素人が造るパーゴラDIY「設計編」

「検討編」があまりにザツだったため、計測や図面などの詳細、材料として準備したものの一覧や費用などを「設計編」として記載してあります。こちらも参考にご覧いただければと思います。
「設計編」はこちら ↓
 

 

まず、塗装から...

木材(4×4材,2×4材)の塗装

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施工にあたって、まずは塗装から始めます。全て組み上げた後で塗装するという方法もあるかと思いますが、塗り残しや細部の塗装で塗りにくい場合など色々と出てくると思うので...

木材(4×4材,2×4材)の塗装は、既存ウッドデッキのメンテナンスで使っている木材保護塗料「キシラデコール」を使います。今回、既存ウッドデッキの上にパーゴラを設置するので、統一感を出すためにも塗料も色も全く同じものを使います。

キシラデコールは、発売以来45年以上の実績を持つ木材保護塗料の定番ブランドで、木材の内部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮してくれる優れものです。
我が家の2〜3年に一度ウッドデッキのメンテナンスは、毎回キシラデコールなのですが、少々お値段が高いような気がします...でも、ウッドデッキを長く美しく保つためには必要な経費ですね。

それにしても、3m前後の長さの木材を合計16本分も塗装しないといけないのは大変です。途中から無になりますwww

 

シンプソン金具の塗装

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シンプソン金具も塗装します!!!
金具は塗装せず、無骨な感じをそのまま残すというのもカッコイイと思いますが、今後のメンテナンスの際、金具部分だけ塗らないという面倒臭さ回避のためwww

本来ならスプレーなどで塗装するのかもしれませんが、手元にあるキシラデコールを塗っていきます。あの大変なメンテナンスを少しでも楽にするためには、木材も金具も気にせずキシラデコールを塗装していく事になるので。

当然、木材に塗装するように浸透していく訳ではなく、かと言って塗装できないという訳でもないです。ただ、一度では綺麗に塗装できないので、二度塗り三度塗りをしてムラがないようにしました。
画像には塗り残し(シンプソン金具の元々の銀色の部分)があるように見えますが、これは施工後に外部から見えない部分(木材と設置する面)には塗装しないで、少しお高いキシラデコールの消費を抑えるためでもあります...(^_^;)


■ シンプソン金具
 
https://www.strongtie.com

シンプソン金具専用ビスの塗装

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そしてそして、シンプソン金具専用ビスも塗装します。理由は同じです。今後のメンテナンスの際に、木材も金具も全部一緒に塗装しちゃうからwww
ビスの塗装に便利な方法がありました。画像のように発泡スチロールにビスをザクザクと刺していき、その後、ビスの頭部(ワッシャーヘッドと呼ぶらしい)を塗装していきます。これであれば簡単にヘッド部分の塗装が出来ます。
 

 

施工の順番は...

工程の検討

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どこから始めようか...
最初は単純に、柱①,②を立てて、
横木①を接続して、、、と考えましたが、我が家のパーゴラは四角形じゃなく台形のような形(横木同士が平行じゃない... ^_^; )なので、ど素人が切り欠き?相欠き?のような加工をして横木と垂木を接続するような事を回避すべく考えた結果、
横木②と垂木が垂直に接続される事( = 横木②と横木①の水平がしっかり取れている事)が一番重要って事になりました。

結果、(途中の悶々は省略しますw)
 (工程1) 柱③を既存ウッドフェンス上部に立てる
 (工程2) 柱③と横木②-1を接続する
 (工程3) 柱④と横木②-2を接続する
 (工程4) 柱④を立てる
 (工程5) 柱①,②を立てる
 (工程6) 柱①,②と横木①を接続する
 (工程7) 横木①,②と垂木①〜⑧を接続する

こんな順番でやっていこうと思います!

いざ、施工!

(工程1) 柱③を既存ウッドフェンス上部に立てる

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この図面の部分を施工していきます。
初めてインパクトドライバーを使うのでドキドキ \( ˆoˆ )/ 今回、DIYのためにマキタの充電式インパクトドライバー M695DS を購入しました!


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柱③は既存ウッドフェンスの天板の上に合計5本設置します。既存ウッドフェンスの天板と柱③の接続にはシンプソン金具 ポストキャップ BC40 を活用するので、まず、シンプソン金具 BC40 を既存ウッドフェンスの天板にビス止めしましす。 

ここで考慮しないといけないのが、ビス頭部の出っ張りです。

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柱③とシンプソン金具 BC40 をしっかり面で接続させたいため、柱③の底辺側にビス頭部の分の凹みを作る事にしました。この画像は、電動ドライバーの穴あけ用ドリルビットでくり抜いた直後ですが、この凹みの部分にも念のため木材保護塗料キシラデコールを塗装しておきました。この凹みのおかげで、ガタガタせずに面で接続する事が可能となります。

本当は、シンプソンビスではなくZN90などの太め釘を使って接続するのが正解なのかも知れませんが、ど素人で釘打ちに自信がなくインパクトドライバーでの施工を選んだため、ビスの頭部が出っ張ることになり、少し手間をかける事になったのかも...

あとは、柱③をシンプソン金具の上に設置し、シンプソン金具 BC40 の穴の数だけビスを打ち込んでいけば、柱③が既存ウッドフェンス上部にしっかりと接続できます。

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(工程2) 柱③と横木②-1を接続する

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柱③と横木②-1の接続にはシンプソン金具 ポストキャップ BC4 を活用します。

(工程1)で建てた柱③の上部にビスを使ってシンプソン金具 BC4 を接続します。柱③の5本全てにシンプソン金具 BC4 が接続できたら、シンプソン金具 BC4 にそわせて横木②-1を設置します。

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水平を確認した後、横木②-1にシンプソン金具 BC4 の穴の数だけビスを打ち込んでいけば、柱③と柱②-1がしっかり接続され、既存ウッドフェンス〜柱③〜横木②-1がしっかりと接続できます。

 

(工程3) 柱③と横木②-2を接続する

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柱④は自立させる必要があるため、先に柱④と横木②-2を接続させ、横木②-2部分を柱③に接続されているシンプソン金具 BC4 で受ける事で安定させながら柱④を自立させる計画でしたが...

横木②-2を柱③(奥から4本目と5本目)の上に仮設置してみた所、意外と安定していたので、このままビスを打ち込んじゃえ!と。この画像だけ見ると、かなり先っぽが出っ張ってますが、実は作業が出来ない数日の間、この状態でほったらかしにしてましたw

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(工程4) 柱④を立てる

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横木②-2が待ち受けてくれているので、柱④を地面(コンクリート)との間に噛ませるようなイメージではめ込み、シンプソン金具 BC4 を使って横木②-2と接続しました。
これで、1つの面の設置が終わりました。

(工程5) 柱①,②をてる

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柱①,②はバルコニー下の縁の部分を上手く活用して、バルコニー下 〜 既存ウッドデッキ間で突っ張らせます。ただし、横木の設置のためには、シャッター収納を避けるための加工が必要になるので、まずはその部分の加工から始めます。

この加工部分は、柱①,②の上部に、カットして余った柱の切れ端を重ねて厚みを出す計画です。結果、4×4材の2個分の厚みである180mmになり、我が家のシャッター収納の出っ張り部分を避けることが出来ます。
4×4材の接続には金属のプレート、さらにL字アングルを使い、それぞれをコーススレッドでガッチリ接続させました。さらに、横木を接続する部分に事前にシンプソン金具 デッキジョイストタイ DJT14 も事前に設置しておきます。

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これを左右両方(柱①,②)作成しました。

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そして、持ち上げて、バルコニー下 〜 既存ウッドデッキ間で突っ張らせます。かなり重い...
しっかりミリ単位で計測してホームセンターでカットしてもらっていたので、バッチリ収まりました。
が、ほんの少しグラつく??? このままでも大丈夫ですが、ちょっと心配なので、最後にクサビを打ち込んで補強しておこうと思います。

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(工程6) 柱①,②と横木①を接続する

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柱①,②に事前に設置しておいたシンプソン金具 DJT14 に横木①をはめ込めば良いのですが、ここでも先に少し手を加えておきます。


横木①と垂木の接続には、シンプソン金具 サイズミックハリケーンタイ H1 を使って簡単に位置決めやネジ止めをする計画ですが、横木①はバルコニーの下の作業環境の悪い場所になるので、事前にシンプソン金具 H1 を接続しておく事にしました。
ここでのポイントは、シンプソン金具 H1 の真ん中〜真ん中の長さを垂木のピッチ(間隔)になるよう455mmとした所です。

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あとは、この横木①を柱①,②に接続してあるシンプソン金具 DJT14 にはめ込み、ビスでガッチリ固定です。画像の通り、シャッター収納の出っ張り部分を計画通り避けることが出来ました \( ˆoˆ )/ 素人設計ゆえに、上手くいくとめちゃくちゃ嬉しいですね!

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(工程7) 横木①,②と垂木①〜⑧を接続する

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ついに最後の工程です。高所作業の連続になるので注意しながら...
まず、垂木を1本仮設置して、水平や直角を注意深く確認し、基本となる位置決めをしました。

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その後、残りの垂木も全て設置します。まだビスで固定していませんが、この時点で完成形が見え、テンションが上がります!あとひと息!!!

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次に、横木①と垂木①〜⑧を順番に接続していきます。シンプソン金具 H1 の側面にビスを打ち込んでいく必要があり、金具1個につきビス6本(右側面3本+左側面3本)を打ち込むのは大変でした。右から、左から、と脚立をこまめに移動させながら、垂木8本分の合計48本分のビスを打ち込みました。

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最後に、横木②と垂木①〜⑧を順番に接続していきます。シンプソン金具 アングル A21 で左右から挟み込むように固定していきました。ここも、対面の接続と同じように大量のビスの打ち込みです...金具1個につきビス4本、それを左右から挟むので垂木1本につきビス8本、垂木8本分で合計64本分のビスを打ち込みました。

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そして・・・
つ、つ、つ、ついに・・・ど素人が造るパーゴラが完成!!!  \( ˆoˆ )/
やったーーーーーーー!!! 🎉 乾杯!!! 🍺
夕日が眩しい...イビサ🌊のサンセット☀️を思い出す...

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まとめ

ど素人が造るパーゴラDIY

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初めてのDIYでしたが、なかなか上手くいったと思います。プロの方から見ると、もっと改善点があるのかも知れませんが、ど素人の初めてのDIYとしては大満足です!(完全に自己満www) 費用も3万円程度で出来たので、大成功じゃないでしょうか。
パーゴラ設置の目的の一つである日よけ+雨よけのためのサンシェードを設置してみました。なかなか快適な空間の出来上がり! \( ˆoˆ )/
サンシェードも良いですが、ポリカーボネートで屋根を作ってみても良いかな...とも思っています。
 

おまけ

念の為...

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(工程5)で少し触れましたが、柱①,②は既存ウッドデッキ 〜 バルコニーの下の部分の間で突っ張っているだけなので、これを補強するためにクサビを打ち込みました。これで地震が来ても、台風が来ても、突風が吹いても大丈夫なんじゃないかなぁぁぁ...と。

以上、ど素人が造るパーゴラDIYでした。